自動車保険料の平均、相場はいくら?保険料が決まる仕組みと安く抑える方法を解説

自動車を所有している方にとって、自動車保険の保険料の支払いは避けては通れません。

保険料は補償内容や様々な要因で変わるものですが、相場が気になるという方も少なくないでしょう。

この記事では、自動車保険の平均額や、保険料が決まる仕組み、自動車保険料を抑えるコツを紹介します。

自動車保険の平均は?

自動車保険の保険料は複数の要因で決定されるので、一概に比較することが難しいですが、年代別に比較すると下記の表のようになります。

被保険者の年齢 車両保険なし 車両保険(一般)
18歳~20歳 157,935円/年 333,231円/年
21歳~25歳 82,235円/年 159,711円/年
26歳~29歳 48,269円/年 87,788円/年
30代 32,725円/年 59,994円/年
40代 30,424円/年 57,029円/年
50代 28,780円/年 56,896円/年
60代 27,544円/年 52,525円/年
70歳以上 34,405円/年 60,152円/年

月額の場合

自動車保険は年払いだけでなく、月払いで支払うこともできます。

まとまった額を用意する必要がないというメリットがありますが、一般的に月払いの保険料の支払額は年払いの総支払額よりも高く設定されています。

自動車保険の保険料をできるだけ抑えたいという方は、年払いでの契約がおすすめです。

自動車保険料を決める項目

自動車保険は事故にあうリスクの高さで決定され、そのリスクは次の要因から統計的に算出されています。

保険会社によってどの項目を採用するかを選ぶことはできますが、保険料率の較差は統計や保険数理に基づいて定められているので、基本的に大きく差が開くことがありません。

  • 年齢
  • 性別
  • 運転歴・事故歴
  • 自動車の使用目的
  • 年間走行距離と使用状況
  • 地域
  • 自動車の車種・型式
  • 自動車の安全装置の有無
  • 自動車の所有台数

年齢

事故率が高い10代20代と高齢者は保険料も高くなります。

性別

性別を保険料算出に使用することは可能ですが、現在使用している保険会社は少ないでしょう。

運転歴・事故歴

ノンフリート等級制度という過去の事故歴から決定される等級が保険料に大きく影響します。

初めて自動車保険を契約する場合、6級または契約条件により7級から始まり、1年間無事故であれば等級が一つ上がります。

事故を起こした場合は、等級が1つまたは3つ下がります。

等級が高いほど保険料は安く、低いほど高くなります。

自動車の使用目的

①日常・レジャー、②通勤通学、③業務使用の3つから使用目的を選ぶことになっており、①<②<③の順で保険料も高く設定されています。

年間走行距離と使用状況

年間の走行距離が少ないほど、自動車の使用頻度が少ない=事故発生確率が低いとみなされるため、保険料が安くなります。

地域

地域によっても保険料が異なります。

事故率が高く、保険金の支払いが多い地域(都道府県)では保険料が高くなります。

自動車の車種・型式

車種や型式によっても事故発生リスクが異なるため保険料に差が出ます。

自動車の安全装置の有無

車両に指定の安全装置がついている場合、保険料が安くなります。

現在、自動ブレーキの搭載によるASV割引(自動ブレーキ割引)が多く採用されています。

自動車の所有台数

自動車の台数や同一保険会社で契約しているかどうかなどにより、保険料が異なります。

自動車保険料を安く抑える方法

自動車保険料をすこしでも抑えたい方は、次の3点を抑えましょう。

複数社の保険会社で自動車保険の見積もりをとる

保険会社によって、採用している項目や保険料率が若干異なるため、複数社の見積もりを取り比較してみましょう。

ダイレクト型を検討する

ダイレクト型は代理店型と比べ、保険料が安い傾向があります。

割引を利用する

インターネット申し込み割引など、割引システムが豊富な保険会社を選ぶことで保険料を抑えることもできます。

一括見積もりで自動車保険料を安く抑えよう

自動車保険の保険料は多くの要因で決まるため平均額を知ることは難しいですが、同条件で複数社の見積もりを取ることでよりお得に加入できる自動車保険を知ることができます。

自動車保険を安く抑えたい場合は、自動車保険の一括見積もりをぜひ利用してみましょう。