無料の勤怠管理システムに興味を持っている方の中には、上記のように考えている方もいるでしょう。
そこで今回は、おすすめの無料勤怠管理システムからメリット・デメリット、選び方まで詳しく解説していきます。
また、勤怠管理システムが無料の場合だと、どのような制限がされるのかについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
無料の勤怠管理システムの特徴3選
完全無料・無料トライアルありのおすすめ勤怠管理システムを紹介する前に、まずは無料勤怠管理システムの特徴を見ていきましょう。
- 初期費用・ランニングコストがかからない
- 受けられるサポートが不十分
- 保管データの補償がない
初期費用・ランニングコストがかからない
無料で勤怠管理システムを利用できる理由は、広告収入で収益化しているからです。
その他にも、以下のような2つの理由も挙げられます。
- 拡張機能で利益を埋めるため
- 新規事業開拓の足がかりにするため
無料で利用できる勤怠管理システムには、有料プランが用意されているのがほとんどです。
お試し感覚で無料プランを使用してもらい、事業規模が大きくなったり機能を増やしたかったりした場合、有料プランに切り替えてもらうのです。
また、既に別の事業によって利益が確保されている状況で新規の市場に乗り出す企業に向けて顧客獲得・実験的な意味合いで無料で提供していることもあります。
受けられるサポートが不十分
無料で利用できる勤怠管理システムには十分なサポートがないため、トラブルが発生した際には自らヘルプページを参考にして対応しなければなりません。
専門知識を持つ社員がいる場合、無料の勤怠管理システムでも十分ですが、操作・トラブルの対応に不安がある場合は有料のものを選ぶのが無難でしょう。
保管データの補償がない
無料の勤怠管理システムは、保管している勤怠データのバックアップ補償がありません。
サーバの不具合が起きる・サービスが停止するといったリスクもあります。
そのため、大事なデータがなくならないためにも、普段からデータのバックアップをこまめにしておくと良いでしょう。
無料ゆえに制限される勤怠管理システムの機能は?
無料の勤怠管理システムは、無料ゆえに各機能にさまざまな制限が設けられています。
- 利用できる人数や機能に制限がある
- データ保存期間や容量が決まっている
- 受けられるサポートにも制限がある
- 広告が表示される
実際に導入する前に、どのような部分に制限があるのかを理解し、導入後のギャップを減らしておきましょう。
利用できる人数や機能に制限がある
無料の勤怠管理システムには、利用できる人数や機能に制限があります。
人数ではシステムによって異なりますが、上限は3名・5名程度がほとんどです。
そのため、事業規模を拡大させる予定のない小規模の企業、スタートアップ企業におすすめです。
中には、10名や30名まで無料で利用できるシステムもありますので、自社に合ったシステムを選ぶと良いでしょう。
また、機能ではWebやアプリ打刻・自動集計といった基本機能は利用できても、それ以上は制限されています。
タイムカード・Excelを脱却できればいいという場合には問題ないでしょう。
しかし、これを機に業務を効率化させたいという場合には、以下のような機能が利用できるか確認しておきましょう。
- アラート機能:法定を超える残業時間を警告
- ワークフロー機能:残業申請・承認などをシステム上で行える
- API連携:給与計算ソフトなどの外部システムと連携できる
データ保存期間や容量が決まっている
無料の勤怠管理システムでは、勤怠記録データは、最短1ヵ月・最長1年間しか保存されず、容量にも限りがあります。
本来、出勤簿として3年間の保管が義務付けられているため、1番長い1年間でも足りません。
期間を経過すると自動で消去されるため、その前にコピー・印刷して保管しておく必要があります。
受けられるサポートにも制限がある
中にはサポート(電話・メール・チャット)に制限がかかっている無料の勤怠管理システムもあります。
そのため、操作が分からないなどの問題が発生した場合には、自らヘルプページを参照して解決する必要があります。
打刻・自動集計などのシンプルな機能を利用するだけ・PC操作に不安がない場合に利用するのは問題ないでしょう。
しかし、少しでも不安のある場合には、事前にサポートの有無を確認しておくと良いでしょう。
広告が表示される
無料の勤怠管理システムの中には、広告収入で運営費用を得ているところもあります。
この場合、利用画面上にネット広告が表示されます。
SNS・YouTuberなどでも有料プランに移行すればバナー広告を非表示にできるように、勤怠管理システムでも有料プランに移行することで広告を非表示にすることが可能です。
【完全無料】勤怠管理システムおすすめ5選
ここからは、完全無料で利用できるおすすめの勤怠管理システムを5つ紹介します。
- ジョブカン勤怠管理
- IEYASU
- スマレジ・タイムカード
- フリーウェイタイムレコーダー
- Pochikin
それでは詳しく見ていきましょう。
ジョブカン勤怠管理
出典:https://jobcan.ne.jp/
ジョブカン勤怠管理は、株式会社Donutsが提供する勤怠管理システムです。
無料プランの場合は、登録できる従業員は10名までで、データ保管は30日間となっています。
GPS打刻などの出退勤機能が利用できますが、シフト予定表の印刷機能・ジョブカン給与計算との連携などが有料プランになるため対象外です。
無料プランで利用できる機能 | |||
---|---|---|---|
Web打刻 | ○ | シフト管理 | ○ |
ICカード打刻 | ○ | 日報機能 | ○ |
QRコード・LINE・SLACK打刻 | ○ | 給与明細 | – |
認証・承認 | ○ | データ保存 | ○ |
勤怠レポート | ○ | サポート | ○ |
IEYASU
出典:https://www.ieyasu.co/
IEYASUは、IEYASU株式会社が提供している勤怠管理システムです。
利用人数の制限がなく、打刻機能・シフト管理機能・休暇管理機能・Web給与明細機能なども自由に使用できます。
ただし、有給休暇の自動付与機能・時間単位の有給休暇機能などは利用できませんが、1年間データを保存できます。
無料プランで利用できる機能 | |||
---|---|---|---|
Web打刻 | ○ | シフト管理 | ○ |
ICカード打刻 | ○ | 日報機能 | ○ |
QRコード・LINE・SLACK打刻 | ○ | 給与明細 | ○ |
認証・承認 | ○ | データ保存 | ○ |
勤怠レポート | ○ | サポート | ○ |
スマレジ・タイムカード
出典:https://timecard.smaregi.jp/
スマレジ・タイムカードは、株式会社スマレジが提供している勤怠管理システムです。
無料プランで使用できるのは勤怠管理機能のみで、従業員30名までと比較的利用人数が多いのが特徴です。
iPhone・iPad・各種PCでの打刻、笑顔認証での打刻、GPS打刻など、さまざまな方法に対応しています。
無料プランで利用できる機能 | |||
---|---|---|---|
Web打刻 | ○ | シフト管理 | – |
ICカード打刻 | – | 日報機能 | – |
QRコード・LINE・SLACK打刻 | – | 給与明細 | – |
認証・承認 | ○ | データ保存 | ○ |
勤怠レポート | ○ | サポート | ○ |
フリーウェイタイムレコーダー
出典:https://freeway-timerecorder.com/
フリーウェイタイムレコーダーは、株式会社フリーウェイジャパンが提供している勤怠管理システムです。
従業員10名まで無料で利用でき、ICカード打刻・PCやスマホでの手動打刻に対応しています。
しかし、ICカード打刻の場合は別途ICカードリーダーが必要になりますので注意してください。
無料プランで利用できる機能 | |||
---|---|---|---|
Web打刻 | ○ | シフト管理 | – |
ICカード打刻 | ○ | 日報機能 | – |
QRコード・LINE・SLACK打刻 | – | 給与明細 | – |
認証・承認 | – | データ保存 | – |
勤怠レポート | ○ | サポート | ○ |
Pochikin
出典:https://pochikin.com/
Pochikinは、従業員50名まで利用できる勤怠管理システムです。
利用できる機能は、シンプルな勤怠管理機能だけなので小規模かつ単純に打刻機能・データの出力ができれば良いという会社におすすめです。
データの保存期間は、現時点(2021年12月)では無期限となっていますが、今後2年に変更されるようです。
無料プランで利用できる機能 | |||
---|---|---|---|
Web打刻 | ○ | シフト管理 | – |
ICカード打刻 | – | 日報機能 | – |
QRコード・LINE・SLACK打刻 | – | 給与明細 | – |
認証・承認 | – | データ保存 | ○ |
勤怠レポート | ○ | サポート | ○ |
【無料期間あり】勤怠管理システムおすすめ5選
続いて、無料期間ありのおすすめ勤怠管理システムを5つ紹介します。
- ジンジャー(jinjer)勤怠
- Money Forward クラウド勤怠
- 人事労務freee
- TIMEVALUE
- CLOUZA
それでは見ていきましょう。
ジンジャー(jinjer)勤怠
出典:https://hcm-jinjer.com/kintai/
ジンジャー(jinjer)勤怠は、jinjer株式会社が提供している勤怠管理システムです。
最初から全機能が搭載されているため、追加費用が発生しないのが魅力です。
無料トライアルは30日間あり、有料プランになった後も1人あたり月額400円からとコスパの良いシステムだといえます。
初期費用 | 要問合せ |
---|---|
月額費用/ユーザー | 400円〜 |
最低利用料金 | 要問合せ |
無料お試し期間 | 1ヶ月 |
機能 | 勤怠打刻(PC・スマホ・タブレット・ICカード・Slack・Chatwork) 申請・承認 勤怠アラート シフト管理 など |
Money Forward クラウド勤怠
出典:https://biz.moneyforward.com/attendance/
Money Forward クラウド勤怠は、マネーフォワード株式会社が提供している勤怠管理システムです。
そのため、マネーフォワードが提供している会計・確定申告・請求書・給与など、幅広いサービスと連携することができます。
無料トライアルは30日間で、簡単に打刻や申請ができるのでマニュアルがなくても操作できます。
初期費用 | 0円 |
---|---|
月額費用/ユーザー | 400円〜 |
最低利用料金 | 2,900円 +ユーザー数 × 300円 |
無料お試し期間 | 1ヵ月 |
機能 | 勤怠打刻(PC・スマホ・タブレット・ICカード) 申請・承認 勤怠アラート シフト管理 など |
人事労務freee
出典:https://www.freee.co.jp/hr/
人事労務freeeは、クラウド会計サービスとして知名度の高いfreeeが提供している勤怠管理システムです。
1ヵ月間の無料トライアルが利用できるため、人事労務サービスを初めて使用する場合でも安心して利用できます。
クラウド会計freeeとも連携できるため、勤怠管理だけではなく給与計算や年末調整などまでカバーしてくれます。
初期費用 | 0円 |
---|---|
月額費用/ユーザー | 660円〜 |
最低利用料金 | 1,980円 |
無料お試し期間 | 1ヵ月 |
機能 | 勤怠打刻(PC・スマホ・タブレット・ICカード・Slack・Chatwork) 申請・承認(追加費用あり) 勤怠アラート(追加費用あり) シフト管理 など |
TIMEVALUE
出典:https://www.timevalue-syspro.net/
TIMEVALUEは、株式会社シスプロが提供している勤怠管理システムです。
ネット環境・PCやスマホがあればすぐに利用でき、機器の購入が不要なので初期費用は発生しません。
残業申請管理機能・アラート機能が備わっているため、従業員一人ひとりの勤怠管理を細かく行えるのが魅力です。
初期費用 | 0円 |
---|---|
月額費用/ユーザー | 290円 |
最低利用料金 | 3,000円 |
無料お試し期間 | 30日間 |
機能 | 勤怠打刻(PCに・スマホ・タブレット・ICカード) 申請・認証 勤怠アラート シフト管理 など |
CLOUZA
出典:https://clouza.jp/
CLOUZAは、アマノビジネスソリューションズ株式会社が提供している勤怠管理システムです。
無料トライアルは30日間で従業員5名までとなっています。
有料プランの場合、打刻した人数分だけしか費用がかからないため、費用を抑えたい中小企業に向いています。
初期費用 | 0円 |
---|---|
月額費用/ユーザー | 200円〜 |
最低利用料金 | 設定なし |
無料お試し期間 | 30日間 |
機能 | 勤怠打刻(PC・スマホ・タブレット・ICカード) 申請・承認 勤怠アラート シフト管理 など |
【少額・安い】勤怠管理システムおすすめ4選
続いて、少額で利用できるおすすめの勤怠管理システムを4つ紹介します。
- Time-R
- アテンリー
- RecoRu
- 勤怠Reco
それでは見ていきましょう。
Time-R
出典:https://www.time-r.com/
Time-Rは、1人あたり月額100円という低価格で利用できる勤怠管理システムです。
PC・スマホ・タブレットで打刻でき、勤怠記録の集計や分析ができます。
GPSによる打刻位置確認・写真添付などもできるため、不正打刻を防ぐことができます。
アテンリー
出典:https://attenly.net/feature/
アテンリーは、初期費用0円・1人あたり月額84円から利用できる勤怠管理システムです。
初期設定も簡単なので導入しやすく、スマホ・ICカードなどに加えて体温チェックもできる顔認証による勤怠記録ができます。
基本的な勤怠管理以外にも、就業規則などの社内文書管理・交通費精算・働き方改革にも対応しています。
RecoRu
出典:https://www.recoru.in/
RecoRuは、初期費用0円かつ1人あたり月額110円で利用できる勤怠管理システムです。
人事労務や給与計算などの外部サービスとAPI・CSVによる連携できます。
その他にも、ワークフロー機能や有給休暇や法定休暇の取得状況や日数管理など使いやすい機能が満載のシステムです。
勤怠Reco
出典:https://www.sbi-bs.co.jp/service/
勤怠Recoは、初期費用0円かつ1人あたり月額110円の勤怠管理システムです。
機能やデザインがシンプルなのでPC操作が苦手な方でも使いやすくなっています。
さまざまな勤務形態を個人・日毎に設定でき、勤務時間や残業累積時間などもリアルタイムで確認できるようになっています。
無料で使える勤怠管理システムを選ぶ時のポイント4選
これまでの説明で、おすすめの勤怠管理システムが分かったことでしょう。
しかし、どのようにして選べば良いのか分からないという方もいるでしょう。
そこでここからは勤怠管理システムを選ぶ際のポイントを4つ紹介します。
- 自社の勤務ルールとの相性はどうか
- クラウド型・オンプレミス型か
- 打刻方法の使い勝手は良いか
- サポート体制はどうか
自社の勤務ルールとの相性はどうか
無料勤怠管理システムを選ぶ際の基本は、自社にとって都合の良いものかどうかです。
特に注意したいのは、自社の勤務ルールに対応している無料勤怠管理システムを選ぶことでしょう。
勤務形態・規則が複雑であれば、多機能で細かい設定ができるものが良いでしょう。
それ以外であれば、使い勝手重視でシンプルなデザインが無難です。
機能は多ければ多いほど良いというわけではなく、あくまでも自社の勤怠管理に必要な機能が揃っているかどうかです。
そのため、自社に相応のスペックの無料勤怠管理システムを選んでください。
クラウド型・オンプレミス型か
勤怠管理システムには、クラウド型とオンプレミス型の2種類が存在します。
クラウド型は、インターネットを介してサービスを利用する勤怠管理システムです。
自社でサーバを設置する必要がないため、導入コスト・労力がかからないのが特徴です。
また、無料で利用できるものもあるためコスパが良く、最短で申し込んだ日から利用することができます。
一方、オンプレミス型は自社でシステムを構築する勤怠管理システムです。
そのため、専門家・数十〜数百万円単位の費用・設置までの時間を要します。
また、メンテナンスも自社で対応しなければなりません。
とはいえ、オンプレミス型はセキュリティ面がしっかりしており、自社仕様で構築することができます。
そのため、拡張性が高いため、他のシステムと連携しようと考えている場合におすすめです。
打刻方法の使い勝手は良いか
打刻方法には、ICカード・生体認証・GPSなどさまざまなものがあり、本人確認・位置情報をしながら出退勤管理が行えます。
そのため、不正打刻の防止も容易ですが、どんなに素晴らしい打刻機能でも従業員が使いこなせなければ意味がありません。
特に、タイムカードに慣れている世代であれば、新しい打刻方法に馴染めない可能性もあります。
そのため、従業員のIT力を考慮して無料の勤怠管理システムを選ぶことが重要といえます。
サポート体制はどうか
無料の勤怠管理システムを選ぶ際、サポート体制にも注目して選びましょう。
自社で豊富な技術スタッフを抱えている企業であれば、オンプレミス型を導入しても何かトラブルがあった場合でも対処できるでしょう。
また、法改正の度にシステムを変更することも可能です。
しかし、専門スタッフを抱えられる余裕がない企業では、サポート体制がしっかりしているシステムを選ぶのが無難です。
毎日全ての従業員が利用するため、何かしらのトラブルがあった場合すぐに対応できるものを選ぶと良いでしょう。
無料の勤怠管理システムを使うメリット・デメリット
無料の勤怠管理システムを使う際のメリット・デメリットを紹介します。
無料の勤怠管理システムは、圧倒的に0円というところがメリットとは言えますが、その分のデメリットもありますので、どちらも確認したうえで利用するかを決めるのがおすすめです。
無料の勤怠管理システムを使うメリット
無料の勤怠管理システムを使うメリットは以下の3つです。
- シンプルな勤怠管理だけなら十分に対応可能
- 使えないと思ったら別のシステムに乗り換えられる
- コストを抑えられる
無料の勤怠管理システムの使うデメリット
無料の勤怠管理システムを使うデメリットは以下の2つです。
- 人数の多い企業での使用は難しい
- 機能の制限が多い
勤怠管理システムを選ぶポイント
ここからは、通常の勤怠管理システムを選ぶポイントをいくつか紹介します。
自社に合わない勤怠管理システムを選んでしまうと、コスパが悪くなってしまったり、社員に負担をかけてしまったりすることがあるので、こちらのポイントは必須でチェックしたいです。
選ぶ際に重要な4つの比較ポイント
勤怠管理システムを選ぶ際に着目するべきポイントは以下の4つです。
- コスト
- 使いやすさ
- セキュリティ
- サポート体制
それぞれ自社に合っているかどうか確認して導入する勤怠管理システムを選びましょう。
基本的な選び方
勤怠管理システムの基本的な選び方は以下の通りです。
- クラウド型とオンプレミス型のどちらを選ぶか
- 自社に合う機能かどうか
- 他のシステムと連携できるかどうか
それぞれ自社に合った勤怠管理システムを選んでください。
無料の勤怠管理システムでよくある疑問
最後に、無料の勤怠管理システムでよくある疑問をいくつか紹介します。
実際に導入・利用擦る前に疑問を解決しておきましょう。
勤怠管理システムの導入にかかる時間は?
ほとんどのクラウド型は、設定が完了すればすぐに利用できます。
一方、オンプレミス型はエンジニアによるシステム構築が必要なので、1〜3ヵ月ほどの準備期間がかかります。
勤怠管理システムの導入に必要なものは?
クラウド型の場合、従業員や管理者が利用できるインターネット環境・推奨環境を満たすパソコンやタブレットなどがあれば利用できます。
打刻にICカードや指紋認証などを使用する際には、認証用機器の購入またはレンタルが必要になります。
一方、オンプレミス型の場合、社内にサーバ環境を保有していることが大前提です。
必要なスペックについては導入予定のサービス仕様を確認しておくと良いでしょう。
勤怠管理システムを導入しないと違法になる?
結論からいうと、勤怠管理システムを導入していなくても違法とはなりません。
違法となるのは、以下のような場合です。
- 労働基準法で定められた労働時間を超えて従業員を働かせた場合
- 36協定で決められた時間の上限を超えて従業員を働かせた場合
従業員の働き方改革をきちんと管理できていれば、勤怠管理システムを導入しなくても問題ありません。
従業員が増えて勤怠管理が難しくなった場合には、速やかにシステムを導入することをおすすめします。
無料の勤怠管理システムまとめ
今回は、無料の勤怠管理システムについて詳しく解説してきました。
勤怠管理システムの無料版といっても、PCやスマホで出退勤の登録ができる・勤怠記録を自動集計できるなど、便利な機能が標準搭載されているものばかりです。
そのため、アナログな勤怠管理から脱却し、デジタル化を望む会社によっては十分魅力的でしょう。
とはいえ、無料の勤怠管理システムは、利用できる機能や人数、データ保存期間やサポートなど、さまざまな場面で制限を受けるため注意が必要です。
勤怠管理システムについて、導入費用がネックになっている場合は無料で利用できる勤怠管理システムを検討してみてはいかがでしょうか。
今回紹介したことを参考に、自社に合った無料の勤怠管理システムを見つけてもらえたら幸いです。